京都の元祖屋形船について

飲食店などでもそうですが、「元祖○○のお店」なんて言われると、元祖だから凄いと期待してしまいますよね。
実は屋形船にも元祖が存在しています。
現在では、屋形船というと東京が1番活況となっています。
東京湾を巡り、隅田川の花火大会やレインボーブリッジ、スカイツリーを周遊するコースなど人気があります。
ですが屋形船の発祥の地は、東京ではなく、京都です。
平安時代の京都・嵐山で屋形船は発祥したので、元祖屋形船だと言えます。

京都と言えば、世界でも有数の観光地で、たくさんの観光客が訪れるため、
元祖屋形船もとても人気があります。
ただ東京の屋形船と京都の元祖屋形船とでは、大きな違いがあります。
それは、人力で動かしているという点です。
本当に昔ながらの、平安時代の頃の屋形船と同じように、船頭が竿一本で川をのぼります。
そのため竿で動かせる動力しかないので、
東京の100人収容できる大きな規模の屋形船とは異なり、小さな規模の屋形船です。

それも吹き抜けの屋台が乗るシンプルな屋形船です。
なので、空調管理は出来ませんし、トイレも設置されていません。
ただ東京のように2時間近く周遊するコースが設けられている訳ではなく、
食事のサービスもないので、20~30分程度の所要時間となっています。
その分料金はリーズナブルで、2人で数千円程度にて屋形船を貸切する事が可能です。
紅葉のシーズンなど、嵐山の風景を楽しむには、最適だと言えるでしょう。
注意点としては、吹き抜けの屋台で人力の動力のため、雨だと中止になります。

また兵庫や滋賀にも、同じく人力で漕ぐ人気の屋形船が存在しています。
兵庫では姫路城を、滋賀では彦根城の内堀を屋形船で周る事が出来ます。
内堀の部分は、普段なかなか見る事が出来ない部分です。
そのためこの屋形船は、お城見学のための屋形船だと言えるでしょう。
お城に人が住んでいた時代も、こうやって屋形船で人々は移動していたのかと思うと、
とても興味深い体験ですよね。

またお城見学ですが、利用するシーズンによっては、桜や紅葉などを楽しむ事も可能です。
そのためお城に興味がない人でも、花見や紅葉狩り目的で利用してみては、いかがでしょうか?
現在は、日本の中心都市は、東京ですが、昔は日本の中心都市は京都でした。
そんな歴史的な背景も、東京と京都の屋形船を比較すると、時代背景を知る事が出来て面白いと言えるでしょう。
なので、料理は、船の上で食べなくても構わないから、
屋形船にリーズナブルに乗りたいと思っている人は、京都に旅行の際に屋形船を体験してみて下さい。
より日本の伝統に触れたいなら、京都の「元祖屋形船」がおススメです。

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